自転車旅CAFE

自転車旅を中心とした紀行文、紀行小説

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

獲得標高の算出に関する考察(ルートラボ、GPSeis、Stravaなどのルート系サービスの違い)

あくまで私個人の推察、考察です。 じっさいのところ、プランニングでルートを引いたときも、走ったログをアップしたときも、サービスごとに獲得標高が異なるというのはずっと前にも気にしていたところ。 同一のGPSログを使って、各サービスにアップロー…

ハンズ・アップ

自転車とすれ違うとき、挨拶を交わすことはよくある。 地方に行くほど、旅の色が濃くなるほど、その友好度親密度が増す気がする。 簡単な会釈、それからこんにちはと声に出して挨拶。旅先だとオートバイとも挨拶を交わすこともある。サムズ・アップ、オート…

鵜の岬・花貫渓谷・五浦海岸(Sep-2018)

茨城の海ってどんな海だろう。 僕が知るのは、大洗、阿字ヶ浦。ずっとむかしに海水浴で行った場所。砂浜にだだっ広い太平洋、都心から近い海水浴場よりも断然すいているのだけど、華やかさは控えめでどことなしか寂しさがある。そういえば学生の頃、学校で知…

バッグはいいけど荷物がね

大容量サドルバッグの出現って、ちょっとした革命だった。 それまで宿泊をともなうサイクリングの場合、①シートポストキャリア+10L程度の積載バッグ、あるいは②リュックだった。 やっぱり宿泊込みの荷物をリュックやザックで背負っていくのはしんどくて…

里の道、浦の道/房総半島サイクリング(後編)(Sep-2018)

(前編から続く) 海編、である。 今日の旅のステージを「山/里の道」から「海/浦の道」へ切り替えよう。意識や旅との向き合いかただ。物語の転換点であり、大切なことだ。できるだけ明確に、スイッチを切り替えるように、パチンと。 切り替えはわかりやす…

里の道、浦の道/房総半島サイクリング(前編)(Sep-2018)

夕暮れの、東の海もいいものだ、と思った。 もうなにもさえぎるもののない大海原は太平洋。ハワイ諸島かアメリカ大陸か、そこへたどり着くまでの果てしのない海。 外房の海である。 赤みがかった空は西の大地の上、海はせいぜい防波堤や止められた漁船や波間…

この旅にストーリーはあるか

ここのところの変わりやすい天気に押されていたこともあって、旅に出ようとしても直前に計画変更することが多かった。出向く先を180度違った方向にしてみたり、前日の夜になってルートを引き直したり。 もちろん急ごしらえだっていいのだ。あわてて作った…

時刻表とミニマムパッキング

8月、東北旅行に出かけたとき、輪行で移動しようと考えていたJR奥羽本線が不通になっていた。前週の大雨で真室川と院内のあいだで運転ができなくなっていたのだった。 僕はそんなことなど知らず、のこのこと計画ひとつで米沢駅にやってきて、輪行の用意を…

国鉄白棚線・御斎所街道(Aug-2018)

もともと新潟の頸城(くびき)地区に出かけようと思っていたのだ。友人のUさんの夏サイクリングのようすを追っていたら、新潟の水田と海を見たくなってしまったから。上越線の石打駅から日本海・柏崎の海まで行くルートを引いて準備までしていた。それは国…