自転車旅CAFE

自転車旅を中心とした紀行文、紀行小説

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

小豆島を走る/寒霞渓編(Jan-2018)

寒霞渓──またの名を神懸山 (かみかけやま) という、小豆島の中央部に広がる渓谷。火山性の岩石が長い年月をかけ浸食されてできた東西8キロ、南北4キロにおよぶ奇岩怪石群。日本大百科全書には「応神(おうじん)天皇が岩に鉤(かぎ)をかけて渓谷を登られ…

GPSログとしての轍ONLINEについて

ここのところ、記録としてのGPSログに「轍ONLINE」を使っていたのですが、同サイトにはGPSログに対する評価システムと、その評価結果に対する自動削除がおこなわれていることを知りました。 (轍ONLINE:新評価システムの導入およびレポートの自動削除につい…

小豆島を走る/ひとまわり編(その2)(Jan-2018)

(その1から続く) 小豆島ひとまわり──マメイチ、と自転車乗りは言ったりする──は、前半と後半でその雰囲気がまったく違っていた。別の場所を旅するようでもあるし、別の日のサイクリングを楽しんでいるようでもあった。 その境界線となるのが坂手港。前半…

小豆島を走る/ひとまわり編(その1)(Jan-2018)

そこがカーフェリーの港だなんてとても思えなくて不安になった。時刻は6時14分。フェリーの出航時刻は6時20分で、押せ押せの時間になかばあきらめながら車を走らせて、着いた。──フェリーの乗船手続きってけっこう前についてないといけないんだよね? …

島の旅を終えて

島って、どこか独特の雰囲気を感じさせる。 自転車だったから、なおのこと、空気で感じて。 二日間の旅を終えた。いよいよ島を離れる。 いい旅だった。 また、来る機会があるといいな。#瀬戸内サイクリング #小豆島 #まめいち #島サイクリング

出発/自転車を積んで

出かけてくるよ。 自家用車の荷室へ、雑に自転車を放り込んで。 あすの朝は、違った風景を見ているはず。 ──さあ、出発。 #瀬戸内サイクリング #小豆島 #まめいち #島サイクリング

千枚田と南房総/外房から内房、また外房(Jan-2018)

上方が丸みを帯びた、でもそこから下はすべてすとんと真っ直ぐに切り抜かれた、カマボコみたいな形をした狭いトンネルを抜けると、狭い下り坂の先に太平洋の海が望めた。古めかしい建物ばかりが道幅を狭めるように建つなかを路地のような県道はくねくねと屈…

GPSiesの便利な機能/逆ルートの作成

どこかで見つけたルートや自分で引いたルート、かつて自分で走ったルートを逆にたどってみたいっていうときがある。 走ったことのあるルートの逆ルートって、違うところを走っているほどに新鮮だったりもするし。 あるいは見つけたルートなんかでも輪行での…

一富士・二富士・三富士/熱海街道、千本松原、さった峠(Jan-2018)

とにかく富士だ。二鷹・三なすびはもういい。一も二も三も富士だ。富士山だ。──四、五、六もあるとかないとか。 どう自転車に乗るべきか悩んでそれでも自転車に乗るメンヘルはこれで少しだけリハビリになった(はずだ)。昨年一年(実はもっと前から)、富士…

三重県私鉄、ナローゲージの旅(Jan-2018)

ナローゲージには馴染みがない。 関東でナローゲージを採用している鉄道はないし、残念ながら僕の記憶にもない。ナローゲージを採用していた記録を見返しても、湘南軌道(秦野-二宮)や九十九里鉄道(東金-上総片貝)など、僕の知らない鉄道路線。九十九里…

三重県私鉄、ナローゲージの旅(計画・出発編)

あけましておめでとうございます。 2018年の正月は寒い。とにかく寒い。こたつで丸くなりたいけれど、家にこたつはない。動きづらいほど厚着をするか、環境とか無視してガンガンに暖房を焚くか、そんなふうに正月休みを過ごしている。 ありきたりの親せ…