自転車旅CAFE

自転車旅を中心とした紀行文、紀行小説

冬のボトル

 僕は人から見るとどうやらあまり飲みものを飲まないようで(人より減りが遅いらしい)、つまり少ない量でもなんとかしてしまうのだけど、それでも夏はいやいやながらボトルにスポーツドリンクを入れてます。汗をかけばそれだけ水分と同時に塩分も放出していてて、カラダが塩分を欲してるなと思うことがあるから。思ってからじゃ遅いんだけどね──っていうのはのどが渇いたときの話か、空腹のときの話だっけ?

 まあそんな味もにおいも好きになれないスポーツドリンクを飲んでなきゃならない夏が過ぎれば、好きなものを入れて持っていく。

 たいていはお茶類。といってもボトルはそのまんま夏から使い続けているから、緑茶なんか入れたらきっとスポーツドリンクのにおいと混じりあってひどいことになりそうだから入れたことがない。意外と平気なのがジャスミンティー。コンビニでも最近手に入れやすいから、ちょっと暑い春秋なんか、ジャスミンティーを入れていることも多い。

 冬になると、温かいお茶を入れたりする。

 たださっきの緑茶じゃないけれど、日本茶全般はにおいの混じりあいからあまり入れない。麦茶くらいならまあいいか。

 入れるのは紅茶やハーブティー。アップルティーに代表されるフルーティーなフレーバーのものも好きだし、ローズヒップとかカモミールとか。

 

 

 せっかく入れたお茶も、プラボトルにアツアツの状態で入れるのは気になるところがあるから少し冷まして入れるんだけど、まあそうやって温めようがあつあつにしようが、冬に自転車につけて走っていればすぐに、冷蔵庫から出してきた飲みもののようになってしまうから、そんなに意味はないんだけどね……。

 保温ボトルを使えばいいのに……ハイ、もっともでございます。

 ──というか、使い捨てでいいじゃんと思って使い始めたダイソー108円ボトル、いまだに洗って使い続けてるし。スポーツドリンクのにおいがいやならば、こういうときこそ買い替えればいいのに……。