残念だったイグニオアンダー
格安だったアルペンのイグニオブランドのアンダーウェアである。
夏に使える涼感素材のアンダーが、どこも高いのと、コンプレッション機能がついていて一日着ていると締め付けでつらくなってしまうこともあって、安くて、締め付けの少ないこのイグニオのアンダーは神だと、勇んで買ってきた。
この夏、これを着てみて走った。
今年はひどく暑い夏だった。
結論、だめでした。残念ながらだめだった。
使ってみないとわからないものだ。
その1、UVカットがたいしたことない。
日差しのある日にこれを着て一日走ったら、まんまと腕が焼けてしまった。けっこう紫外線を透過するみたい。
UVカットはもちろん0%ではないけれど、100%でもないことがわかった。
その2、速乾性が高くない。
オートキャンプ&サイクリングに出かけた日、翌日も自転車に乗るかもしれないと、キャンプ場に着くとサイクリングで着る服を軽くもみ洗いした。うまく脱水できればいちばんいいのだろうけど、簡単に水を切るのが精いっぱい。まあホテル泊でもそれはたいてい同じ。持ってきた洗濯ピンチにぶら下げ、ひと晩じゅうタープのメインポールに吊るして干していた。
翌朝、サイクルウェアは乾いていた。パッドの入ったパンツだって、パットも含めて乾いていた。しかしこのイグニオのウェアは残念ながら湿っていた。
速乾素材の服はいろいろあれど、ひと晩で乾かない服があるとは思いもしなかった。
翌日、また自転車に乗ったのだけど、さすがに乾いていないアンダーを着る気分にはなれず、一日半そでのウェアだけで走った。
泊まりの自転車旅では、サイクリング中に着る服は一着しか持って行かず、宿に着いたら翌日のためにすぐに洗ってしまうから、翌朝乾いていないというのは困ってしまう。残念ながらこれでは着ていけないなと思った。
また探そうか。探すことが大変なんだよね。