自転車旅CAFE

自転車旅を中心とした紀行文、紀行小説

梅雨明け

 関東甲信地方の梅雨が明けた。
 なんでも平年より22日も早いんだとか。

 

 それよか梅雨に入った印象すら薄かったけど。
 まあお天道様のやることに口出ししても仕方ないし、何が変わるわけでもないから、事実を事実として受け止めよう。渇水だとか、そうであったとしても僕がお天道様に申し入れしたところでどうにでもなるもんじゃない。
 雨が降らないのなら、自転車に乗ろう。どんどん出かけよう。これはすべからく受け入れるべきこと。

 

 

 といってもね、去年も空梅雨だった。「降る降る詐欺」なんて言葉も面白おかしく使われたほど。じっさい、梅雨入りしてからの週末、毎週のように自転車に乗っていた。
 そして梅雨明け宣言が出て、今度は手のひらを返したように日々雨ばかりになった。週末はもちろん、平日まで。8月なんて1日から雨模様になると、それから21日間連続の雨になった。史上二番目の記録だったらしい。
 そんなわけで、早々に梅雨明けした去年(7月6日だった)も、それ以降の週末はことごとく自転車に乗っていない。ピンポイントで降らない地域を苦労して探しては無理やり出かけていったり、降り出すまでの短く限られた時間で乗ったり。結局降られちゃったことも多かった。あとは自転車の部品を替えたり掃除したりしてた。

 

 また今年も同じなんじゃないの? と疑念が生まれる。
 ゲリラ雷雨のような激しい降雨もあればしとしとと降りやまない梅雨のような雨もあった。それがまたやってくるんじゃないの?
 明けてからの長雨で戻り梅雨なんて言葉が使われたなら、もう梅雨入りとか梅雨明けとか、そんな発表そもそもしなくていいんじゃないのかな。去年だって6月下旬から8月下旬まで、ずっと梅雨だったんですっていってくれたほうがすっきりするくらい。そのほうが気象庁の方々も苦労したりまわりにいろいろいわれずに済むだろうに。

 

 去年、お盆休みの時期もそういえば全滅だったっけなあ。なにもこぞって誰もが休む時期にお休みじゃなくてもいいなと思うけど、顧客あってのお仕事なものだから、そうもいえないし……。

 

 

 ところで空梅雨だと渇水から水不足となり、取水制限だの給水制限だの始まる。節水にご協力をってニュースや天気予報、市役所がヘヴィローテーションし始めるけど、たとえば制限明けに、それまで我慢していた水を使いまくるっていうことってないように思う。そう考えるといつだって節水してるし、渇水期だからとさらに節水できる水って残ってない。お風呂に入るなとか、トイレを流すなっていわれれば、まだ節水の余地はあるかもだけど、すべての人にそこまで求めているってことないだろうし。
 まあそんな心配しても、去年のようにまた雨の日々が続くかもしれないしね。

 

 

 さあ、夏だ。暑い夏がやってくる。

 

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