自転車旅CAFE

自転車旅を中心とした紀行文、紀行小説

GPSiesの便利な機能/バリエーションの作成

 ルート作成に使っているGPSies、そのすべてをわかって使っているわけじゃないけど、僕が便利に使っている機能を紹介しましょう。



 一度引いたルートの途中まで同じで、そこから別のコースをたどるルートを引きたいときに便利な「バリエーションを作成」という機能がある。

 これを使うと、ルート作成自体は新規となり、そこに参照元としたルートが置かれた状態で開始になる。もちろん、このルートすべてが必要なわけじゃないだろうから、不要部分を削除して続きを引きながら別ルートを作っていくことができる。

 じっさいにやってみるとこんな感じだ。


参照元とするルートを一度表示する。そこで「バリエーションを作成」を選択する。

②すると新規のトラック作成画面となる。そこへルートとして参照元のものが引かれた状態となる。

③引きなおしたいところまで(つまり残したいポイントの最後まで)を消す。「ポイントの選択と削除」を使う。

④消したいルートを範囲指定する。四角く選択されるので、まとめて消せて、消しすぎない範囲を上手いこと選択できると吉である。

⑤選択すると「合計n個のポイントが削除されます。」と確認ダイアログが表示されるのでOKとする。

⑥選択した範囲のルートが削除される。うまく範囲指定ができないなど、一度で消しきれない場合も多い。そのときは③~⑤を繰り返し行えばいい。

⑦いつもルートを引くように、続きのルートを引く。


 あとはルートを完成させ、見どころやお店などのポイントを設定したら保存すればいい。



 まさに、バリエーションルートである。

 バリエーションルートを作りたいことは少なくない。あるいは予備ルートとか。

 たとえば一緒に走る人や連れて行く人がいるときに、技量がわからなければエスケープルートも事前に必要だろうし、プランニング時点で複数案の提示をすることもあるだろう。


 ルートラボを使っていたときは苦労した。

 バリエーションの作成機能や、ポイントのまとめ削除機能がないから。

 試行錯誤しつつ、やっぱりできなくて結局イチからルートを引きなおしていた。幹線道路を通るとか、一本道しかないようなルートはいい。細かな路地に入ったり、サイクリングロードを経由したりするともう大変だ(ルートラボはサイクリングロードを自動では引いてくれない)。気が狂いそうになりながら(いやきわめて深く気が滅入りながら、か)ひとつひとつポイントを繰り返していくのだ。「あ、さっきここ細かく引いたな」とか思い出しながら。


 GPSiesの「ポイントの選択と削除」は便利だ。今回紹介したバリエーションの作成だけじゃなく、すでに引いたルートの修正をしたいときも、まとめて消せるこの機能があるから気が楽だ。ルートラボのポイント削除ボタンでひとつひとつ消していくのも数が多いとうんざりしてしまうし、Javascript版のルートラボなんてそのボタンすらなくて、ポイントを長押しすることで削除メニューが出るっていうびっくりするようなインターフェースで、3,4点も消したならもうやるまいかと思ってしまう。

 消しすぎないってのがコツかな。



 よかったらどうぞ試してみてください。