自転車旅CAFE

自転車旅を中心とした紀行文、紀行小説

Garmin eTrex(英語版)向け gpxファイル変換

 Garmin eTrexシリーズ(英語版)に入れるgpx形式ルートファイルを変換生成するvbScriptです。

 英語版のeTrexシリーズは、gpxファイルがUTF-8である必要があります(日本語版はShift-JISだとか)。また個人的にgpxから表示するルートの色はマゼンダ(ピンクっぽい色)が好みです。

 これを今までテキストエディタで開いては追記したり変換したりしていたのですが、面倒ですし入れ込むgpxファイルが多くなると大変。そこで編集・変換をするツールをふたつ、作りました。



ConvGPSies2eTrex.vbs


 GPSies.comで作成したgpxファイルをeTrexのわたくし好みに変換するツールです。

 ・ルートをマゼンダにするタグを埋め込みます。

 ・ルート名に勝手に付与される「 on GPSies.com」の文字を消します。


 【実行方法】

 ・GPSiesで作成したgpxファイルをこのツールにドロップします。

 ・GPSiesで作成したgpxファイル名に「_eTrex」を付けたファイルを同じフォルダに作成します。元ファイルはいじりません。


† こちらからダウンロードいただけます



ConvRouteLab2eTrex.vbs


 ルートラボLatLongLab)で作成したgpxファイルをeTrexのわたくし好みに変換するツールです。

 ・ルートをマゼンダにするタグを埋め込みます。

 ・ルート名をファイル名から付けます(ルートラボのgpxはルート名が入らないため)。

 ・UTF-8で保存します(ルートラボのgpxはShift-JISで作られるため)。


 【実行方法】

 ・ルートラボで作成したgpxファイルをこのツールにドロップします。

 ・ルートラボで作成したgpxファイル名に「_eTrex」を付けたファイルを同じフォルダに作成します。元ファイルはいじりません。

 ※ファイル名からルート名を付けますので、わかりやすいファイル名にしておくのがおすすめです。


† こちらからダウンロードいただけます


※本vbScriptは、わたくしナガヤマが自分自身のため、自分自身に便利なように作って使っているものです。したがって動作保証はもとより、説明書やReadMeもいっさいありません。直感的に使え、なんだか面白そうだなと思える方がターゲットだろうと思っています。

eTrexの日本語版はgpxファイルがShift-JISである必要があると聞いたことがあります。したがってUTF-8で出力する本ツールは日本語版には使えないはずです(日本語版向けShift-JIS作成版が欲しい方がいれば言ってください……いないとは思いますが)。

※他のGarminシリーズはルートファイルとしてどういったものを読み込めばいいのか知らないので、すみませんが使えるとも使えないとも申し上げられません。EDGEシリーズを使っている方が、私の作ったGPSies.comのルートを取り込めなかったという話を複数の方から聞いています。EDGEシリーズがgpxファイルじゃダメなのか(tcxファイルで取り込めという話を聞いたこともありますし)、あるいは日本語版だからShift-JISでないため読み込めないのか(GPSies.comはUTF-8で作られます)、わかっていません。

vbScriptで作っていますので、おそらくWindows以外のOSでは動かないだろうと思います(詳しくなくてすみません)。



 GarminのeTrex30xを使うようになってもうずいぶんたつ。

 最初はGPSマップなんて必要ないって思ってた。お値段がそれなりだったこともあったし、何よりカッコつけてた。地図が読めなきゃそういう人が使えばいい、オレは地図があればいいって。車にも長いことカーナビを付けなかったし、ほかの車を運転しながら案内されるナビのルートに納得できなかったり、そもそもカーナビの地図は見づらくて仕方がないって思ってた。

 ちょっと借りてみたり、遊びで使い始めたころも、印象はそれほど変わらなかった。結局走るルートが地図を見ながら行く国道や県道だったからね。それなら走っていれば青看も出るし、手持ちの地図を補完的に使うだけで、基本的には青看で走るそれまでと変わらなかったから。


 これはいい、なくてはならないと劇的に変わったのが、ルートに路地みちや里みちを織り込むようになったころだ。これは詳細な縮尺でのルート作成が可能なサービスと、GPSマップの双方がなければ実現できなかった。

 はじめ、そのルート作成サービスはルートラボだった。地図を拡大していくとこれまでツーリングマップルでは見つけられなかった──そう、大半のルート計画はツーリングマップルの14万分の1の大雑把な道でやっていた──細い道を見つけ、それが他の道やいろいろな地域とつながっていることを知った。それをルートに組み込み、落としたgpxファイルをGPSマップで表示しながら走った。

 道は、分岐さえ見落としてしまいそうなところから始まっていたりする。細くて車の行き違いは困難だったり、ときに車が入ろうとすることさえ拒むちいさな道もあった。そこにはたくさんの魅力が詰まっていた。僕はこういう路地みちや里みちを積極的にルートに組み入れるようになった。

 しかしこういった道に迷わずに入って行き、最後まで走り切るにはどうしても、GPSマップに頼らなくては実現できない。


 いくつかの機種を経て、僕はGarminのeTrex30xを買った。

 これは英語版。同じモデルの日本語版(eTrex30xJ)は6万円くらいするから、これじゃ手にすることはできないなと思っていた。英語版は3万円前後。しかしそのまま使いこなす自信もなく、地図だって入れなきゃならないし、保障だって期待できない。

 でもこのモデルの英語版を使っている人は多いようで、ネットを検索するとこのモデルの利用者がたくさん出てくる。そして日本語化の方法、地図の入れ方など、たくさんの情報が出てきた。


 確かにはじめ簡単にはいかなかった。でも収集した情報でやることはできた。今は便利に使っているし、何よりサイクリングの幅が100倍に広がった。大げさでなく。