自転車旅CAFE

自転車旅を中心とした紀行文、紀行小説

空模様

 もうしばらく自転車に乗っていない。週末に限って雨だから。

 こればかりは天に逆らうわけにもいかず、誰に文句を言うわけにもいかず、ただ指をくわえるばかり。仕方ないね。


 夏もそうだった。7月の終わりから8月にかけて、いつだって天気を気にしてた。一日中雨が降る日ばかりじゃなかったけど、8月など20何日も雨の降った日が続いたとか言ってた。

 そんなときでも、時間別の天気予報を参考にして、降り出しが夕方になりそうな日や、そういう地域をねらって出かけて、まあ最悪濡れてもねって意識で何度か乗ったりした。降られずに済んだ日もあったし、濡れてしまった日もあった。


 まるで秋があるのを忘れてしまったように季節が変わってしまい、晩秋でさえなくもう初冬のような日々。おまけに一日中雨が降り続く日も多くてそれがまた何日が続く。

 夏の時期と違って毎日ではないのだけど、それが週末をねらい撃ちしているよう。週の真ん中、快晴無風の日に恨めしく空を眺め、ぎりぎりまで天気予報とにらめっこして結果あきらめる週末が続いた。ええいと夏の時期のように飛び出していくこともできない。一日じゅう降ってるわけだし、この寒さじゃ濡れてしまったときのダメージが大きい。


 こうなると、退屈まかせに通販で買い物なんかしてしまったりするからだめだ。無駄なものは極力買わないようにしているけれど、こんな週末が続くとそれも怪しい。洗車でもすればいいのに、外作業は雨だとやらないし、結局この天気が恨めしい。


 空模様を恨んだところで、どうなるわけでもないのに。

 やれやれ。


 今週末は晴れる、かな?