自転車旅CAFE

自転車旅を中心とした紀行文、紀行小説

筋膜リリースとストレッチポール

 僕はつねづねちょうけい靭帯炎に悩まされていて、どういうときにか特定できないのだけどひざの外側が痛くてどうしようもなくなることがある。

 ストレッチしたり歩き方から変えてみたり、まあいろいろとやってみているのだけど、効果のあるものもあれば怪しいものも。効果があってもまた何かの拍子に痛みをおこすこともあったり。そんなことしながら取っかえひっかえいろいろ試してみたりしてる。


「筋膜リリースってちょっと見てみたら?」と教えられて、その言葉自体を知らなかったのだけど、興味本位で調べてみた。

 筋線維、筋肉の束などが薄い膜に覆われていて、これが腱や他の組織とつながっている。それが縮こまって硬くなったり癒着したりすることで筋肉が緊張したり関節の可動範囲を狭めたりする、まあそんなようなこと。詳細は僕もよくわかっていないので、知りたい方は調べてみてください。

 で、この筋膜をリリースするのにストレッチポールなるものを使う。


 また未知の名称だ。

 これを調べてみると、少々太めのパイプのようなものにクッション材か何かを巻いたものが現れる。これで何をストレッチするというのだろう……。

 それはまあいいのだけど、驚いたのはお値段。何千円、しかも万に近いほう。


 こりゃないわ~と思う。でもけっこうみんな買うんだね、惜しみなく。

 どうしようか悩んでいたところ──もちろん、買うという選択肢はなしだったけど──、スプレーの缶にタオルを巻いてやっているよという人を見つけた。

 なるほど、専用品じゃなくていいんだ、そう思って真似し始めた。



 今使っているのはこれ。

 いわゆる塩ビ管だ。

 しばらくそのネットで見たスプレー缶にタオルを巻いて使っていたのだけど、ガスもパンパンに入ってるし、それに体重を乗せるのもいささか怖さもあって。体重に耐えられればいいんだよねって思ったら塩ビ管にたどり着いた。

 今はこれにタオルを巻いて使ってる。ホームセンターで三百円。